キャベツとブロッコリーのコールスローサラダレシピ 人気の組み合わせ

コールスローサラダとは:
コールスローとは、刻んだ野菜をマヨネーズベースのドレッシングで和えたサラダです。メインの野菜はキャベツで、紫キャベツが使われることも多いです。ニンジン、コーン、りんごなどはコールスローに加えられる定番の食材です。ファーストフードのサイドメニューになるほど日本でもメジャーなサラダで、世界中の国々で食べられています。
コールスローの語源は、オランダ語の”koolsla”です。”kool”は「キャベツ」、”sla”は「サラダ」という意味で、”koolsla”は、オランダ語でキャベツサラダという意味になります。1900年代はじめにアメリカでマヨネーズがボトル販売されるようになると、刻みキャベツに合うドレッシングとしてまたたく間にベストセラーに。コールスローが家庭でも定番のサラダとして定着しました。
現在では、コールスローは、キャベツだけでのサラダではなくなりました。カリフラワー、ブロッコリー、ケールなど、色々なの野菜を細かく刻んで、様々なドレッシングと和えたサラダがスローと呼ばれています。ブロッコリースロー、ケールスロー、ベジタブルスローなど、定番のスローサラダがたくさん存在しています。
コールスローサラダの色合いを綺麗にするには:
コールスローはクリーミーなドレッシングと和えて作るため、色の濃い野菜を加えてもドレッシングに覆われてしまいます。見た目がパッとしないことが理由で、人をもてなすときのサラダとしては選ばないという人もいますが、定番サラダは多くの人に親しみがあり万人受けの良いサラダです。ゲストに喜ばれるサラダとしておすすめです。
コールスローサラダに綺麗な彩りを付ける方法はいくつかあります。彩りの濃い食材を加える、ドレッシングをかけすぎない、ドレッシングを濃く作りすぎない。これらを意識すると、ドレッシングと和えても野菜の色合いが残ります。キャベツの緑はあまり濃い色ではないので、ブロッコリーの濃いめの緑はアクセントになります。コールスローの定番具材、ニンジン、コーン、ハムなども彩りになります。
細かくカットした赤パプリカ、刻んだパセリなど、色の濃い野菜を盛り付けの最後にトッピングすることでも、サラダに綺麗な色合いを加えることができます。
ケンタッキーフライドチキンのコールスロー:
コールスローと言えば、ケンタッキーフライドチキンのサイドメニューを思い浮かべる人も多いでしょう。世界で一番有名なコールスローとも言われるケンタッキーのコールスローは、世界でも注目度が高く、隠し味や作り方に関して色々な情報が飛び交っています。
隠し味に、バターミルクとレモンの組み合わせを使って作るクローンレシピが多くあるので、興味のある方は試してみてください。美味しいと思うお店の味を家庭でも食べれるよう、あれこれ試して近い形に作り出すのは楽しいものです。

キャベツとブロッコリーのコールスローサラダレシピ 人気の組み合わせ
説明
コールスローは体にいい?
コールスローは太るのでは?コールスローはヘルシーなサラダ?といった健康に関する質問をお受けることがあります。コールスローは、個々の食事法や行っているダイエット法によって、向いているか向いていないかが変わります。
マヨネーズベースのドレッシングは、基本的に脂質が多く高カロリーです。脂質を控えた食事をしている方や、低カロリーダイエットを行っている方にとっては、カロリーと脂質が多いコールスローは不向きなサラダと言えます。
キャベツ自体は優れた栄養価を持つ野菜ですので、油分が少なく低カロリーでヘルシーなドレッシングと和えることで、カロリーを気にする方にでも健康に良いコールスローを作ることができます。
糖質を制限している方にとっては、マヨネーズは体に悪いドレッシングにあたりません。カロリーオフやオイルなしドレッシングは、美味しさやコクを出すために基本的に糖質が多く含まれています。それに比べて、マヨネーズは糖質が少ないので、糖質制限の食事法に向いている調味料と言えます。
コールスローの栄養と健康効果:
キャベツは、体内から余分な水分や毒素を排出するデトックス作用の期待できる野菜です。キャベツに含まれる抗酸化物質は、がん予防に役立ちます。豊富に含まれるビタミンUは、胃腸の働きを良くする効果があります。
ヘルシーな献立の付け合せには、マヨネーズベースのドレッシングで作るコールスローも問題ありませんが、がっつり系で脂質の多い献立に付け合せする場合は、ヘルシーコールスローと合わせて、カロリーオーバーになるのを防ぎましょう。
脂肪分少なめのプレーンヨーグルト、ギリシャヨーグルト(プレーン)、サワークリームなどは、ヘルシーなマヨネーズ代用品です。全くマヨネーズを使わず代用品に置き換えるのではなく、レシピで必要なマヨネーズ分量の半分を脂肪分の少ないプレーンヨーグルトやライトサワークリームに置き換えるなど、美味しさを保てる分量で上手にカロリー調節をしましょう。
今回紹介するコールスローは、マヨネーズの分量を少なめにして、サワークリームとオリーブオイルを加えてコクと旨味を付けました。
オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、脂肪がつきにくく悪玉コレステロールを下げる作用があり、ご存知健康効果の高いオイルです。サワークリームは、マヨネーズのように酸味とコクがある上にカロリーはマヨネーズの1/3以下、カルシウムやビタミンAも含まれています。
少々牛乳を加えることでドレッシングがもったりしすぎないようにのばし、和えても野菜の色合いが綺麗にのこる程度に調節しました。
コールスローサラダの材料と作り方
コールスローサラダの材料
コールスローサラダドレッシングの材料
コールスローサラダの材料と作り方
手順
野菜の下準備
キャベツを2cmくらいの大きさに角切りして、水洗いしてからザルにあげてよく水気を切る
ブロッコリーを小さくふさに分けてカット、水洗いしてよく水気を取る
ニンジンの皮をむいて水洗いし、細かくカットする
パープルオニオンを細かくカットし、2−3分さっと水にさらして、よく水気をきる
コールスロードレッシングの作り方
小さめのボウルに、マヨネーズ、サワークリーム、オリーブオイル、リンゴ酢、はちみつ、ミルク、塩を入れてよく混ぜ合わせる
ポピーシードを加えて軽く混ぜる
大きめのボウルに全ての野菜を入れ、ドレッシングを加えて和える
(作り置きする場合は、タッパーに入れてしっかり蓋をし、冷蔵庫で保存します)
コールスローをお皿に盛り付ける
メモ
コールスローのアレンジと美味しい食べ方:
- コールスローサンドイッチ
コールスローに細かくカットしたサラダチキン、ハム、チーズなどの具材を加えて、パンに挟んでサンドイッチにします。コールスローサンドは、シャキシャキの食感とクリーミーな具材が美味しいサンドイッチです。
サンドイッチ用のコールスローは、まったりした濃いめのドレッシングで作りましょう。作り置きで少し水気の多くなったコールスローを使う場合は、水気を絞ってマヨネーズを足します。チキンやチーズなどの具材も細かく切ってコールスローに混ぜ合わせます。
- コールスローバーガー
ローストチキン、唐揚げチキン、トンカツ、チキンカツ、バーベキューサーモン、フィッシュフライなどの具材を、コールスローの上にのせて、ハンバーガーのバンで挟みます。
サンドイッチ同様、バーガー用のコールスローはまったりした濃いめのドレッシングで作ると美味しいです。作り置きで水気の多いコールスローを使う場合は、水気を絞ってからバンにのせます。
バーガー用のコールスローは、マヨネーズ、マスタード、ケチャップ、ソースなどの調味料を足して、挟むハンバーガーの具材に合うコールスローの味にアレンジしても旨味が増します。