いんげんの下処理は意外と面倒なものです。簡単な作業ではありますが、両サイドの筋を取る処理は、手間も時間もかかります。きちんと筋が取れていないと、食べたときに口に残り、気になって折角の料理の美味しさが半減してしまいます。
できれば筋なしのいんげんで調理すると楽です。いんげんを選ぶときに、筋なしの表記を確認して購入しておけば、調理の際に下処理の手間が省けます。
上手ないんげんの茹で方:いんげんの緑色を綺麗に残しつつ、丁度よい硬さに茹であげて、美味しく頂きたい。いんげんを綺麗に美味しく茹でるポイントは3つです。茹で時間をなるべく短めにすること、茹でたあとに氷水に入れて素早く冷ますこと、ざるにあげて水気をしっかり切ることです。
いんげんの電子レンジ調理法:調理時間にさほど変わりはありませんが、鍋にお湯を沸騰させて野菜を茹でるより、電子レンジで調理する方が簡単ですよね。茹でいんげんを電子レンジで作る場合は、ヘタと筋を取り除いて水洗いし、耐熱容器に入れて、ラップをして加熱します。鍋で茹でた場合と同様、氷水に入れて素早く冷まし、ざるにあげてしっかり水切りをします。
いんげんの下処理をする(両端を折って両サイドの筋を取り除く)
筋なしいんげんの場合は、小さく両端をカットする
沸騰したお湯に塩少々を加えて、いんげんを2−3分茹でる(若いいんげんほど早く茹で上がります。硬さをみながら茹でる時間を調節してください。)
茹でたいんげんを氷水につけて素早く冷ましてざるにあげる
水気をしっかり切ってボウルに移す
ニンニクの皮をむいて細かく刻む
チャイブとディルを洗って水気をふき取り、細かくカットする
ニンニク、チャイブ、ディルを小さめの容器に入れ、オリーブオイルを加えて数分浸しておく
しぼったレモン汁、マスタード、塩コショウ小さじ1/4ずつを加えて混ぜ合わせる
いんげんにドレッシングをかけて、優しく絡める
鍋に卵を入れて、卵が隠れるくらい水を入れて強めの中火にかける
卵をお好みの硬さに茹でる(写真は6分茹でた卵です。かなりとろとろの仕上がりです。)
菜箸やトングでそっといんげんを取り上げ、お皿にいんげんを盛り付ける(下に残ったドレッシングは最後にかけます)
ゆでたまごを盛り付ける
ボウルに残っているドレッシングを、たまごといんげんにまわしかける
ディジョンマスタードとは:ディジョンマスタードは、調味料ストックの定番ではありませんが、粒マスタードよりまろやかで、イエローマスタードより深みがあり、ディップソースやドレッシングの手作りが好きな方にはオススメの調味料です。洋風和風どちらの料理にも相性が良いです。
チャイブとは:家庭栽培もしやすいと評判の良いチャイブは、ネギのような見た目ですが、香りがよく辛味はほとんどないため、和食にも洋食にもトッピングできる万能ハーブです。
ディルとは:ミントほど強い清涼感がなく、爽やかで香りの高いハーブです。ピクルス漬けに使われる定番のハーブですが、生野菜やシンプルなゆで野菜のドレッシングに加えると、食材を香り高く引き立て、高級感のある味わいにしてくれます。
マスタードはたまごとも相性が良く、いんげんサラダをさらに美味しく引き立ててくれます。ディジョンマスタードの代わりに、粒マスタードやイエローマスタードにはちみつを少々加えて代用しても大丈夫です。
チャイブとディルの代わりのハーブとして、パセリ、コリアンダー、タイム、などで代用できますが、お好みのハーブを2種類使うのがオススメ。香り高くリッチな味わいのサラダになります。