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2014/11/04 0:00

トッププロのお片付け講座
【Vol.3】インテリアの基本

22041view|0clip | 2014/11/04 0:00 投稿者 田辺 仁美

インテリア雑誌を見たり、素敵なカフェでお茶を飲んだりすると、素敵やお部屋やインテリアにうっとりしますね。
真似してみたい!と思うことでしょう。こんな部屋が夢だったの!と感じることもあるかもしれません。
素敵だな、いいな、とは感じるのだけれど、具体的に自分の部屋のどこをどう工夫したらこうなるのか、夢に近付けるのか、今ひとつわからない。どこから手をつけたらいいかわからない。そんな人は多いのではないでしょうか?
たとえば、そこにあった同じ家具や雑貨を買ってきても、お店で見た時ほどには素敵に見えなかったり、飾り方がよくわからなかったり、結局モノばかり増えてしまう・・・そんな経験はありませんか?

「どこが好き」なのか、改めて考えてみましょう

「いいな」と感じたのは、「どこ」なんだろう?ということを、もう少しじっくり掘り下げて考えてみましょう。

あなたはきっと、五感で感じている

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  • ・ 好きな色、形
  • ・ 雰囲気(インテリアテイスト、といいます)が好み
  • ・ つるっとした感触、ざらっとした感触・・・「手触り」
  • ・ スッキリしている、広々している(空間に対してモノが少ない)
  • ・ 観葉植物が置いてある、花が活けてあるなど有機的なモノの癒し
  • ・ 流行の家具・家電をさりげなく使っている
  • ・ いい香りがしてほっとする
  • ・ 思い出のどこかに似ている(旅先のホテル、故郷の風景など)

自分の気持ちに耳を澄ます

自分の気持ちが「いいな」と揺さぶられた、その感覚を大切にしてください。「自分の気持ち」にもっともっと、敏感になってみましょう。
頭でわかったつもりになって、深く考えずに過ごしていませんか?自分で自分のこと、自分の好み、実はよくわかっていない、なんていうことは結構あるものです。

子供の心は素直でシンプル

  • 私には6歳の娘がいます。子供ですから、単純な質問が得意です。
    「ママの好きな色は?」「好きな果物は?」「好きな動物は?」
    その度に私は答えるのですが、自分で答えながらふと気づいたり、疑問に思うことがあります。
    私の好きな色って、ほんとうにピンク?ピンクの服やピンクの物なんて実際には滅多に選んでいない。好きな果物ってほんとうに桃かな?実際にお店では梨を選んでるような気がする・・・。
    単純な質問に、ただ単純に答える。これって実は難しいことなんですね!大人になると一度出してしまった答えに、疑問を持たなくなってしまうことがありますね。今の自分が好きなモノ、好きなコト。何でしょう?
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「自分で自分に興味を持つ」って、難しいものですね!自分のことだから一番わかっているようで、実は深く考えないままにしてしまっていること、多いのではないでしょうか。
自分の気持ちにきちんと向き合い、感度を磨くこと。それこそがセンスアップなのです。
お部屋づくりのコツは、日常の中にも潜んでいるのですね。

変わっていくことを恐れない

また、「いいな」と感じる気持ち、好みが変わることは自然です。年齢や季節、その時のトレンドにも知らず知らず影響を受けていることがあります。常に自分の気持ちに耳を澄ませてみましょう。

自分の「好き」に、もっと目を向けましょう

自分が好きなモノ、好きなコトって、なんだろう?もっともっと、想いを馳せてみましょう。それは、あなた自身に興味を持つこと。誰かと一緒ではないあなたらしさ、あなたにしかない個性に焦点をあてることです。

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  • ・ どんな時に、心地よさを感じますか?
  • ・ 誰といるときに、心地よさを感じますか?
  • ・ どんな場所で、落ち着きを感じますか?
  • ・ そこで、どんなことをしたいですか?

「一目惚れ」から始めるインテリア

なんとなく好き・・・程度ではなく、心をわしづかみにされるような「一目惚れ」のモノに出会えたら、チャンスです!そのお気に入り、大切なモノを活かしたお部屋づくりを考えてみましょう。「一目惚れ」「お気に入り」から出発するお部屋づくりです。
毎日暮らすお部屋が心地いいと、心も体も健康に過ごせますね。お気に入りのモノは毎日目に触れるようにしましょう。生活の中で数多く視界に入ってくると、気分も上がります。

事例紹介・・わが家の場合

私がお気に入りで毎日いつも視界に入れておきたいモノ・・・それはペンダントタイプの照明器具「PH5」です。

PH5とは

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デンマークのデザイナー、ポールへニングセンの代表作。名前は知らなくとも形を見たことがある人は多いでしょう。
1958年発売と大変長寿ですが、いつまでも古さを感じさせない、世界中でロングセラーの照明器具のひとつです。
PHシリーズは他にもあるのですが、デザイナーの名前から名付けられました。
まるで花が開いたように重なり合って構成される形、そして内側に塗られた鮮やかな赤や青紫の色はポップで、一見すると、色や形で奇抜さを狙ったものであるかのようにも見えます。実際、ただ吊るしてあるだけでも魅力的なフォルムです。

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吊るすタイプの「ペンダント照明」は、おもに食卓テーブルを照らすためにテーブルの上に来るように設置します。この照明器具はセード(照明の笠のこと)デザインが単に流線型で美しいというだけではなくて、実は照らした時の光の反射や美しさを計算されつくしたがために、この流線型になっているのです。
ですからこの照明器具は、そのまま眺めるより、明かりを灯している時こそ本領を発揮します。PH5で照らされた時、人が不快に感じるような眩しさ(グレアといいます)が無いよう光の反射に配慮した「対数らせん」という独特のカーブで作られています。そして内側に塗られた赤と青紫の色によって、光の色を調整しています。「温かみがあり、かつ爽やかな光」を作り出しています。

お気に入りを毎日眺めたい

照明器具「PH5」はあまりにも有名です。
インテリアコーディネーターの仕事をしている私としては「プロだからこそ、もっと誰も知らないような逸品を探さなければ」という気負いのようなものも若い頃はあったのですが、好きな気持ちはごまかせません。初めて見た時から大好きで、一目惚れ。何度でも眺めたいモノ。自分に嘘はつけません(笑)
この照明器具をいつも眺めたい。それがわが家のリビングのお部屋づくりの原動力になっています。

視界に入りやすいポイントを意識する

お部屋の中で、いつも見ているのはどんな景色ですか?お部屋を眺めているポイントとなる場所が、きっといくつかあるはずです。
わが家の場合でしたら、玄関からリビングに入る時の扉に立った時の景色と、キッチンに立っていることが多いので、キッチンから見渡すリビングが、一番、見ている時間が長い景色です。
どちらからも、このPH5がしっかり見えます。ご機嫌です(^^)

インテリアでも、第一印象は大事!

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特に、その部屋に入ってすぐ目に飛び込んでくる景色に、意識を向けてください。
たとえばですが、人も最初に出会った時の第一印象で感じたことがとても重要だと言われていますね。お部屋でも同じです。最初に目に飛び込んでくるのはどんな景色でしょう?どんな感覚を受けるでしょう?
リビングに入って、天井から吊るされた照明器具は目を引きやすいモノです。それ自体が発光していますから、なおさらですね。

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素敵な照明器具に視線を向けたいので、その照明が照らしているテーブルの上は、よく見える場所になります。ここがごちゃごちゃしていると台無しですので、テーブルの上はいつもスッキリさせるように心がけています。

大切にしているのは自分の気持ち

私がこのPH5に感じているのは、フォルムの美しさと発光の優しさです。その魅力が存分に活きるようにしたい、と思っているのです。
それは愛着があるからです。この照明が美しく見えることで私の気持ちは嬉しくなりますし、照らされるテーブル周辺がすっきりしていることが、心の安定にもなっています。お気に入りのモノを「美しいなぁ」と暮らしの中で眺められるのは、心が躍ります。

素敵なインテリアのために

部屋を客観的に見る

お部屋は3次元空間です。ただ単にお気に入りがちょこん、と置いてさえあればイイ、というものではないのですね。空間の中でその魅力がきちんと活かされていないと、どんなに素敵なものも無力になりますし、輝きを失ってしまいます。
ではどんな風に置かれたら一番魅力を発揮できるでしょう?
全体の中でのバランスを考えてください。どんな場所だったら大好きなモノが生きるか、考えてみましょう。

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それには、写真を撮ることが有効です。よく居る場所から写真を撮ってみましょう。何か気付きがあるはずです。
いいな、と思ったり、どこかしっくりこないな、と思ったりする、その自分の心に耳を澄まし、しっかりと向き合いましょう。

インテリアと整理収納

どんなに高価な家具があっても、どんなに素敵なインテリア商品を並べても、大前提として、散らかっている部屋では魅力が半減してしまうことは言うまでもありません。
整理収納を体験して、お部屋がスッキリしてくると「もっと心地よい場所にしたい」と思うこともあるでしょうし、お部屋のインテリアの方向が固まってくると「まずは整理収納をしなくては」と気づくこともあるかもしれません。
どちらも「アリ」だと思います。

全体のイメージからひとつひとつを選ぶことも

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今回は「一目惚れのモノ」から始めるインテリアについて考えてみました。
逆に、全体のイメージからひとつひとつのモノを選んでいくこともできます。
まずどんなお部屋で寛ぎたいか?どんな場所で過ごしたいか?全体のイメージを作ってから、その空間を構成するパーツをひとつずつ揃えていくこともできますし、一目惚れしたお気に入りのモノから出発して、空間全体のイメージへと膨らませていくこともできます。
どちらから出発することも「アリ」なのです。

好きな気持ちを大切に

お部屋の中でも特に目が行きやすい場所とそうでない場所があります。生活の上で、目立つけれど、いつも眺めたいわけではないけれど、ここに置くしかない。実用上の問題も当然あるでしょう。それについてはまた、別の機会にお話ししますね。
まずは視線の行きやすい場所に、目の保養になるものを置きましょう。それには、誰かの模範解答ではなく、あなた自身がいいな!と思う気持ち、感覚を、何よりも大切に。
あなたの毎日の暮らしを支えてくれる「お部屋」をもっと、心地よくすること。それは、実はあなた自身の感じる気持ちを大切にし、ひいてはあなた自身を大切にすることにも繋がるのですね。
「なんとなく」ではなく、ほんとうに好きなモノ、惚れこんでいるモノ、お気に入りのモノを置きましょう!

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